牧病院のSDGs

牧病院のSDGsへの取り組み

牧病院は昭和44年開設以来、地域のみなさまの医療、介護、保健の分野で尽力してきました。医療・介護においては、内科二次救急病院として急患や救急隊からの要請への対応に加え、地域の方々の在宅復帰や在宅生活を継続するため、他の医療機関、介護施設、在宅事業所、医師会等と情報交換を行いながら、急性期病棟や地域包括ケア病棟による入院医療、かかりつけ病院機能、在宅医療などを提供しております。保健の分野では市民検診や健康診断、人間ドックを実施し、地域のみなさまの健康維持に積極的に取り組んでいます。その他、役所や保健福祉センター、あさひさんさん、オレンジチーム、ほっとかんネットと連携し、認知症になっても住み慣れた地域で住み続けることができるよう支援しています

①災害対策(BCP)

災害時(大震災や水害)に院内設備、電気・ガス等が停止したり、医師や職員が医療機関に出勤できない等により医療体制が整わない状況下を想定し、可能な限りの医療提供体制を維持しながら、同時に災害に伴う負傷者への対応(災害時医療体制)できるよう、災害時マニュアルや設備備品の整備、災害訓練などを実施しています。

② 健康教室

健康教室は、牧病院初代院長の牧安孝が地域の皆さまに保健・医療・福祉に関する全般的な情報を提供し、スタッフに対する教育指導も兼ねた目的で昭和62年1月にスタートし、令和3年には292回の開催となりました。

③ 地域連携の会

地域連携の会は、地域の医療機関や介護施設、在宅事業所のみなさんと顔の見える関係を作りや情報共有のため、平成11年にスタートし、令和3年には第21回の開催となりました。

④ 地域の画像診断センター

画像診断センターでは、最新のMRI装置やCT装置、X線透視装置、骨量測定装置を備え、2名の常勤放射線専門医を配置し、診療放射線技師は24時間365日常駐し、院内の診療において必要となった場合は勿論、地域の医療機関からの紹介検査や人間ドック等においても地域の医療資源として活用しています。

⑤ 二酸化炭素排出抑制事業

国が進める脱炭素社会の実現に向け、企業として省エネルギー化を図るべく、令和3年度脱炭素化促進計画策定支援事業(環境省)に参加し、採択されました。計画的に省エネ機器への更新や電気やガスの使用方法の見直し等を行っています。

⑥ AI問診の導入

令和4年3月より外来患者さんへの問診の際にAI(人工知能)を活用したiPadを導入することにより、待ち時間軽減や効率的かつ標準的な問診の実施が可能となりました。また、医師や看護師にとっても記録等の事務作業が軽減し、患者対応により注力することができるようになりました。今後はさらに来院前WEB問診の導入も検討しています。

⑦AI読影の導入 

令和3年4月より頭部MRA(脳動脈瘤)検査において、放射線科医によるダブルチェックに加え、AI(人工知能)の診断支援機能によるトリプルチェックを行うことで、より正確な検査の実施が可能となりました。