肩関節外科のご紹介
腱板断裂、(反復性)肩関節脱臼、投球障害肩、SLAP損傷、石灰沈着性腱板炎、肩鎖関節脱臼、拘縮肩、肩関節周囲骨折(大結節骨折、肩甲骨関節窩骨折など)、肩鎖関節脱臼、肩関節滑膜炎、変形性肩関節症など幅広い疾患に対して診療致します。
肩関節外科の医師紹介
主な症状と治療
腱板断裂
加齢や外傷、同じ刺激が繰り返し加わると腱板と呼ばれる肩関節の腱が断裂して発症します。40歳以上の男性に好発します。無症状の場合もありますが、夜間や動作時に痛みがみられ 肩関節鏡による治療が必要となります。
肩関節鏡手術は、5㎜ほどの傷が4~6ヶ所で出血の少ない手術です。
手術翌日より、リハビリテーション科のセラピストに肩を動かしてもらいます。術後3週で装具の枕を外して脇をしめられるようになります。
自分で肩を動かせるのは術後6週からです。
自分で肩の高さまで手を挙げられるようになれば、自転車も乗れます(約2、3か月) 。約5か月の外来リハビリ加療を行い、重たいものを持ったりできるのは術後6か月程度してからです。
反復性肩関節脱臼
脱臼を繰り返すことにより、その後、軽度の外力でも脱臼を繰り返すようになった状態です。
反復性脱臼になると肩関節の外転外旋に対して脱臼不安感を訴えます。
若い男性に多く、初回脱臼の年齢と反復性脱臼に移行する割合は、10代で90%以上、20代で80%、30代で50%と若年層で発症すると習慣化する比率が高くなります。
術後は装具を使用して安静にします。術後1週から、リハビリテーション科のセラピストに肩を動かしてもらいます。
術後2週までは挙上を90度までに制限します。術後4週で装具を外して、自分で動かす練習も開始します。
再脱臼をゼロにすることはできないので、脱臼しないような生活を心がけることも必要です。
約3、5か月の外来リハビリ加療を行い、重たいものを持ったりできるのは術後6か月程度してからです。
その他の対象疾患
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肩関節外科の手術実績
術式(2023年実績) | 合計 |
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人工肩関節置換術 | 17 |
肩関節鏡視下手術(腱板) | 114 |
肩関節鏡視下手術(関節唇) | 99 |
肩関節鏡視下手術(その他) | 35 |