2020.07.21
脊椎外科
最近の話題【脊椎外科】
LIF 手術
内視鏡下前方固定(OLIFまたはXLIF)
対象疾患
脊柱変形、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、脊椎外傷、腰椎多数回手術後症状遺残等
側腹部より腹膜(腹腔内臓器を包んでいる膜)の後方より、腰椎の側方に到達する手術(図1)で、2014年から本邦でも普及しています。
椎間板切除後に適切なサイズのスペーサーと移植骨(自家骨あるいは人工骨、保存骨)を椎間に設置(図2)。この操作により、椎間板レベルでの変形矯正が可能で、すべりの整復も可能となります。
皮膚の切開や筋肉のダメージも少なく、侵襲の少ない手術(低侵襲手術)とされています。
側方からの固定(側方進入前方固定といいます)後に後方の固定を行います。
小切開で経皮的(筋肉を切らずに手術する方法の一種)に脊椎にスクリューを刺して、また経皮的にスクリューを連結します(図3、4)。
脊柱変形の手術例