2020.07.21
脊椎外科
頚椎後縦靭帯骨化症【脊椎外科】
脊椎の骨同士を連結している靭帯(後縦靭帯といいます)が厚くなり骨に変化してしまう病気で、中年以後の男性に多くみられます。原因は不明ですが、遺伝やホル
モン異常などが関係しているといわれています。骨化が大きくなると、脊髄を強く圧迫し、様々な症状を引き起こします。
手指のしびれや、ボタンをうまく掛けることができない、はしをうまく使えない、字がうまく書けないなどの巧緻運動障害(細かい動作ができない)がよく見られる症状ですが、重症になると、歩行障害、排尿障害を引き起こします。
重症化すると、脊髄の機能が回復困難になりますので、脊椎・脊髄専門医を定期的に受診し、手術のタイミングを逃がさないことが大切です。