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手外科・外傷

手外科・外傷の紹介

手外科では中でも手関節の患者さんが多いのが特徴です。手外科については手術件数が年間500件以上行われており、最小侵襲手術(顕微鏡下手術、内視鏡手術など)にこだわっています。特に手根管症候群は年間70件以上、TFCC損傷等手関節の疾患については年間500人以上の患者さんを診察しており、関節鏡手術は年間120件以上行われています。外傷外科では小児から高齢の方まで、四肢外傷に対する治療を行っています。的確な初期治療と正しい診断・治療計画をもとに、適切な治療を行うことをモットーとしています。

手外科・外傷の医師紹介

主な症状と治療

手根管症候群

手がしびれる疾患の一つで主に母指から環指(薬指)がしびれ、小指、環指の小指側半分はしびれないのが特徴です。放置しておくと母指球筋といった、つまみ動作をするための筋肉が萎縮してお箸を使いにくくなったり、書字動作がうまくできなくなったりします。
まずは、専門医を受診することが大事で早期であれば投薬、装具注射で改善しますが重症の場合は手術をお勧めします。
重症度は診察と神経伝導速度検査という電気刺激を行い神経の電気が走るスピードを測定します。

手術について

手術は20分程度で終わり、日帰りでます。局所麻酔で手術中に痛みはありませんが、安全のため内視鏡が神経に当たると分かる程度の麻酔で行います。手術後、日常生活はできますが力仕事は約1ヶ月後からにしていただいています。

TFCC損傷

手を地面について捻られるような動作で多く発症します。また、スポーツ(テニス、野球、剣道、柔道など)での瞬間的な外力が加わって受傷する場合や繰り返しの動作(物を持ち上げる仕事、絶えず手関節を捻る動作を繰り返す仕事)でも起こります。症状は、尺屈といって手首を小指側に倒す動作で手首の小指側に痛みが生じます。
受傷時であれば、ギプスで治癒する可能性がありますが、6週間以上経った場合、手首を安定させる装具を3週間装着して頂きますが、それでも改善しない場合は関節鏡で治療します。

手術について

手術後は、ひじの上からギプスで3週間固定し、その後は自分で動かします。6週間後からリハビリテーションを開始して約3ヶ月で復帰を目指します。

母指CM関節症

母指CM関節とは母指のつけ根の関節軟骨が変形し、ペットボトルの蓋を開ける動作などのつまみ動作で痛みが出現します。
レントゲンで変形の程度を確認し、変形の程度が軽症の場合は装具や注射療法を行いますが、重症化すると痛みが改善しないことが多いです。
最近は、関節鏡下で手術が可能となっており、軟骨や炎症の元である滑膜を切除して人工靱帯を用いて小さいキズで手術が可能となりました。

術後について

手術後はギプスで2週間固定し、その後は自分で動かします。約4週間後からリハビリテーションで関節を柔らかくします。日常生活は1ヶ月程度で復帰可能ですが、自分の親指になったと実感できるには約3ヶ月かかることが多いです。

その他の対象疾患

手外科・外傷の手術実績

術式(2023年実績)合計
上肢骨折318
下肢骨折174
手関節鏡視下手術(TFCC)29
手関節鏡視下手術(手根管)46
手関節鏡視下手術(CM関節)52
手関節鏡視下手術(その他)33
バネ指・ドケルバン病148
骨性マレット29
腱・靭帯67
神経35
その他55
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