2024.06.03
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アイシングシステム CE4000Ⅱ【臨床工学科】
当院では手術後の回復を重視し、最新の医療機器を積極的に取り入れております。
その一環として今年度の4月からアイシングシステムCE4000Ⅱを導入しています。
現在は膝の手術後のケアのみに使用していますが、今後は様々な部位の治療に
導入できるよう準備しています。
アイシングシステムとは、冷却療法を効率的に行うための装置や方法を指します。
このシステムはスポーツ医学やリハビリテーションの分野で広く利用されており、
ケガや手術後の回復を助けるために患部を冷やすことを目的としています。
【アイシングシステムの治療効果について】
アイシングシステムは手術後の痛みの軽減や回復を促進に効果が期待されます。
まず冷却によって神経の伝達速度が遅くなり痛みの感覚が抑えられます。
さらに血管の収縮により血流が減少し、炎症の進行が抑制されます。
これにより、手術部位や損傷した組織の腫れや赤みが軽減され、炎症が収まることで回復がスムーズに進行します。
また、新陳代謝の低下により組織の治癒が促進されます。
これらの効果により、アイシングシステムは手術後の回復を効果的にサポートします。
臨床工学科ではアイシングシステムの保守管理やトラブル対応を担当しており、
患者さんが安心して治療を受けられるよう機器の適切な運用に努めています。