ナビゲーションとは、車のカーナビと同じように位置情報等を画面表示にて案内することが可能で、2D透視や3D画像撮影機能を備えた”移動型術中イメージングシステムO-arm”と接続することにより、術中3Dナビゲーション手術が可能なシステムのことです。
当院では、脊椎外科手術脊椎外科手術領域における腰椎前方同時固定術(OLIF)、低侵襲腰椎後方椎体固定術(TLIF)などに加えて内視鏡下椎間板提出術(MED)や内視鏡下椎弓形成術(MEL)等の手術に対応するため、３Dナビゲーションが可能なナビゲーションシステム”StealthStation S8”を使用しています。
また当院ではナビゲーションシステムを使用した別々の手術を同時に使用する場合もあるため、”StealthStation S7”も用意し、並列の手術でナビゲーションを同時使用することも可能です。

新モデルS8の導入
当院では従来使用していたS7に加えてS8を新たに導入しました。
S8はS7に比べて処理速度が大幅に向上し、画面のタッチ機能を搭載したことでスムーズな手技が行えるようになりました。
また、豊富なナビゲーション専用のデバイスにより、高度で複雑かつ低侵襲な手術を実現するなど当院での多くの手術に非常に役立っています。

臨床工学科では、３Dナビゲーションを行う際のStealthStation S8・S7の術中操作・管理・トラブル対応を行っております。
術中、臨床工学技士が常時待機し、S8・S7の操作を行い、多岐にわたる脊椎外科領域での、様々な手術部位や手術器具に対応できるよう支援しています。