病棟看護のご紹介 ~4階病棟編~【4階病棟】
4階病棟では脊椎疾患の患者さんが60~70%を占めており、腰部脊柱管狭窄症・椎間板
ヘルニア・脊椎圧迫骨折・側弯症・すべり症などの患者さんが入院されます。手術を受けて翌日から歩行練習をされ、早い方では数日で退院されます。
今回は「内視鏡下 腰椎椎間板摘出術╱椎弓切除術」を受ける患者さんの入院中のながれ(クリニカルパス)をご紹介します。
患者さんにはこのクリニカルパスを用いて入院生活の流れを説明させていただいています。
パスの中の一例として
手術前日に『経口補水療法』を導入しています。
手術前に経口補水を行うことで水分・電解質・糖質を補給することが早期回復に役立つとされています。
【経口補水のメリット】
・補水のための点滴が不要になります。
・点滴による行動制限がなくなります。
・傷を治すときに必要な栄養素も摂取できます。
・のどの渇きと空腹感によるストレスが軽減されます。
※ただし、水分摂取が困難、味の嗜好が合わない、水分制限があるなど、飲むことが出来ない場合があります。
4階病棟には、日本運動器看護学会が育成している「学会認定運動器看護師」が勤務しています。運動器看護師の役割は①運動器の障害に関する専門知識に基づいて的確にアセスメントし、専門的技術に基づいた看護を実践行う《実践》②運動器の障害を抱える患者のQOLを高める為に医師や必要な職種と連携を図り、患者・家族を指導しサポートする《連携》③運動器看護に関わる看護師に対して教育・指導を行う《指導》があります。看護チームの一員として当院をご利用される患者さん方の安全・安楽な入院生活と「動くこと」を支えるように活動しています。