内視鏡センター
豊富な実績を持つ専門医・指導医が、万全の体制で内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)など、 および治療を行っています。
平成21年1月に内視鏡センターを立ち上げ、検査後のリカバリールームや大腸内視鏡検査の前処置等に工夫を図り、検査を受けられた方には好評を得ております。
当院は、日本消化器内視鏡学会指導施設、日本消化器病学会関連施設です。内視鏡センターのスタッフの教育・指導を行い、消化器内視鏡技師を現在3名有しております。スタッフの知識や経験の充実は、検査や処置の安全に結びつき、高度な手技が行える環境が整ったと自負しております。
2022年3月にオリンパスのフルデジタル電子内視鏡システムEVIS X1シリーズを導入しました。経鼻内視鏡検査やカプセル内視鏡検査も導入しています。
主な内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)・治療の紹介
●上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
内視鏡を口から挿入し(経鼻内視鏡の場合は鼻の穴から)、食道、胃、十二指腸を観察し、炎症や潰瘍、腫瘍(ポリープや癌など)等の病変を見つけます。必要に応じて病変の一部分を採取して生検という精密検査も行います。大きなポリープや内視鏡的に切除可能な早期癌を内視鏡的に切除します。吐血や下血の止血目的で検査を行った場合は、出血源に対して止血術を行います。最近では高齢化に伴い、経口摂取が困難な方に内視鏡的胃瘻造設術(PEG)を行うことも増えてきました。
●下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)
肛門から内視鏡を挿入し、大腸(直腸、S錠結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸、盲腸)と小腸の一部(回腸末端)を観察し、炎症や潰瘍、腫瘍(ポリープや癌など)等の病変を見つけます。必要に応じて、胃カメラと同様に生検を行い、大きなポリープや内視鏡的に切除可能な早期癌は内視鏡的に切除します。
●内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査(ERCP)
特殊な内視鏡を十二指腸まで挿入し、カテーテル(細いチューブ)で胆管もしくは膵管に造影剤を注入し、レントゲン撮影し病気を診断します。特殊な検査ですが、胆管癌、胆のう癌、膵臓癌などの診断には必要なことが多く、総胆管結石の診断や治療にも有用です。
●カプセル内視鏡検査(小腸内視鏡)
現在、カプセル内視鏡検査は従来の内視鏡検査に比べて身体的な負担を大幅に軽減します。最近まで十分に観察できなかった小腸を調べることができます。(本邦では「原因不明の消化管出血」にのみ、保険適応となっています。)
画像診断センター
MRIやMDCTによる画像診断、DR装置などを完備しています。
さまざまな画像診断の機器を用いて、病状に適した高精度の画像情報を迅速に提供いたします。地域の画像診断センターとして、かかりつけ医からの画像診断を積極的に受け入れています。結果、効率的な地域医療が行えるようサポートします。
概要
検査は予約制と至急対応を併用し、待ち時間の短縮を図りつつ緊急時は迅速に対応しています。他院からの検査紹介の関係で、当院の診療分野では遭遇しない症例を経験する機会も多く、それに応じた知識・技術も要求されるため、毎月の画像カンファレンス等で知識の共有を図っています。また、各種装置を使用しての業務が中心となるため、機器の点検も含め安全で正確な検査ができるよう心がけています。
中期的な課題は、フィルムレス化を視野においた画像ファイリングシステムとレポーティングシステムの構築です。
MRI ~Prodiva1.5T(PHILIPS)~
超高速で検査時間を短縮
高画質で今まで検査対象ではなかった部位が検査可能に
CT ~CT 5000 Ingenuity 64列(PHILIPS)~
低被ばく・・・放射線の被ばくが減少 画像はよりキレイになります
息止めが短い・・・息止めが短くてすむので 苦しくありません
ハンデのある方に優しい撮影・・・体内に金属がある方や、肩が痛くて手が上がらない方でも診断しやすくなりました
新しい機能が充実・・・心臓や大腸のCT検査が可能になりました。MRIとの組み合わせでより精査可能に!
X線骨密度測定装置 ~B-Cube(TOYO MEDIC)~
DXA法による前腕骨専用の骨密度測定装置
約15秒の高速測定・・・再現性に優れた画質を実現し、より正確な診断が可能
更衣の必要がなく、座ったまま検査可能